2021.7.19
【高校教員・学校関係者向け】新たな探究のカタチを考える会-生徒が熱中する探究学習を創ろう!-
お知らせ, プレスリリースいよいよ新学習指導要領が施行間近となり、
どんなカリキュラムを組んで探究学習を導入していくのか、悩まれている先生方の声を頻繁にお伺いするようになってきました。
”探究的な学びをさせたいが、多くの生徒が調べ学習に留まってしまっている”(長野県の県立高校教員)
”もっと色々なアクションをさせたいが、なかなか生徒が自ら動きだす流れを作れない”(東京都の私立高校教員)
”新たな「総合的な探究の時間」のカリキュラムを作っているが、なかなか他の教員の理解が得られず無難な取り組みしかできない”(神奈川県の私立高校教員)
そんな先生方のお力になれないか‥、そして一緒に一人でも多くの高校生たちが探究学習に前向きに取り組むことができる環境をつくれないかと考え、本イベントを企画しました。
今回焦点を当てるのは「生徒が熱中する探究学習のつくり方」。
多くの学校で総合的な探究の時間を中心としたカリキュラムマネジメントが行われていますが「目的と授業の枠は整理したけれど、具体的に何をするのか悩んでいる」という声も聞きます。
いきなり生徒自身がテーマを考え取り組むのは難しい一方、そのための練習として教員側からテーマ・問いを設定して渡すのもなかなか難しい。
どうすれば生徒自身が探究に対して前のめりになれるテーマや問いを渡し、深い学びを得られるプロセスがつくれのか。ゲストや私たちの実践事例をヒントに、みなさんと共に考える場を作れればと考えています。
●本イベントの特徴
今回ゲストとしてお呼びするのは、認定NPOカタリバの職員として全国の先生と意見交換しながら一つの探究学習のモデルである「全国高校生マイプロジェクト」を確立させ、現在は高大連携コーディネーターとして大学と連携した高校生への探究学習プログラムを開発・運営している今村亮さんです。
2019年から1万人以上の高校生へと探究学習を届けてきた亮さんの手掛けるディスカバ!はとてもユニークなプログラムが多いのが特徴です。
「ディズニーの新商品をマーケティングの視点から提案する」「子どもの居場所を地図にする」「オリジナルのゲームサウンドを作ってみよう」など。
学校から送り出した先生から、「あの生徒にこんな探究・発表ができるのか!」と驚きの声が上がることもよくあるとか。そんな生徒が自ら「熱中する」探究学習のプログラムはどのようにして作られているのか。
かつて自分ごとのテーマから始める探究学習(マイプロジェクト)に取り組みそのロールモデルととして評価された長谷川と共に、「生徒が熱中する探究活動」の作り方についてみなさんと一緒に探究したいと考えています。
また、台湾で1万人以上の若者が熱中した探究イベント「ワンダリングチャレンジ」のエッセンスをもとに、学校での「総合的な探究の時間」を絡めたカリキュラムのサポート教材として現在開発している「ワンダリングチャレンジ for School」の活用事例も合わせて共有いたします。
「ゲーミフィケーション×町や学校を舞台とした探究」のエッセンスを持った新たな探究学習の導入の形として皆様の参考になればと願っています。
●イベント概要
日程:8月19日(木) 20:00-21:30 @オンライン(Zoom)
対象:高校教員、学校関係者 50名
主催:ワンダリングチャレンジ実行委員会(一般社団法人ウィルドア / NPO法人ETIC.)
後援:全国高校生マイプロジェクト事務局、ディスカバ!
●こんな方におすすめ
✓様々な探究アクションを生徒にさせたいと思っているが、なかなかうまく行かず新たな打ち手を探している。
✓現在計画している自校の「総合的な探究の時間」カリキュラムにイマイチ納得できておらず、新たなやり方を模索している。
✓これから探究学習を導入しようと思っているが、ピンとくる教材が見つかっていない。
✓他の学校での取り組みや先生方と意見交換をして、新たな刺激や知識を得たい。
●内容
時間 | 内容 |
20:00-20:10 | 導入・趣旨説明 |
20:10-20:50 | トークセッション「生徒が熱中する探究学習の創り方-ミッション型探究学習のススメ-」およびQ&A |
20:50-21:05 | 「ワンダリングチャレンジ for School」での学校年間カリキュラム上での活用事例 |
21:05-21:25 | ディスカッション「生徒が夢中になる探究学習の創り方」 |
21:25-21:30 | クロージング:簡単な探究を後押しする教材紹介(ワンダリングチャレンジ、マイプロジェクト) |
●ゲスト
今村亮 様
ディスカバ!コーディネーター
1982年熊本市生まれ。東京都立大学卒。2003年よりNPOカタリバで出張授業カタリ場、中高生の秘密基地b-lab、コラボ・スクールましき夢創塾、全国高校生マイプロジェクトなど多数の事業創出を手がける。2019年に独立し「ディスカバ!」を立ち上げ、2020年より現職。文部科学省熟議協働員、岐阜県教育ビジョン検討委員会委員を歴任。2021年現在、桜美林大学高大連携コーディネーター、慶應義塾大学非常勤講師、NPOカタリバパートナー、中野区区民公益活動推進協議会委員。共著『本気の教育改革論』(学事出版)
長谷川梨央
マイプロジェクトアワード2015文部科学大臣賞受賞 / 一般社団法人ウィルドア
「マイプロジェクトアワード2015」(高校生がマイプロジェクトの取り組みを発表する全国大会)で、地元逗子で行っていた防災に関するプロジェクトを通した学びが評価され文部科学大臣賞を受賞。短大を卒業後、東北にて農業・福祉の事業に関わり、その後2020年に一般社団法人ウィルドアに参画。探究をもっと面白く感じる人を増やすために台湾発祥の探究型プログラム「ワンダリングチャレンジ」を拡げることに挑戦中。
●申込方法
以下のGoogle Formより必要事項をご記入ください。
https://forms.gle/i3qwnzWMVqsDfFXL8
●ご用意いただくもの
ZOOM※(ビデオ会議ソフト)が使えるパソコン、タブレット、スマートフォン
●主催団体等について
主催:ワンダリングチャレンジ実行委員会
高校生を中心とした若者に、未来への目的意識(Sense of Purpose)を育むキッカケとなる場や機会を提供することを通じて、2019年に次世代リーダー育成のプラットフォームづくりを担っていきたいと考えたメンバー有志により設立されました。実行委員会を核として構成する団体は、それぞれ下記となります。
NPO法人ETIC.
次代を担っていく20代を中心とした若い世代に対して、実社会との接点や機会提供を重視した事業を行うことにより、アントレプレナーシップ(自らの意思と行動で、社会に価値を創造していこうとする精神)溢れる人材を育成、輩出していくことを目的とする。
一般社団法人ウィルドア
高校生や大学生を中心とした若者が、自らの自由な発想・価値観に基づきそれぞれの「在りたい姿」や「やりたいこと」を探究することができるような社会の実現を目的とする。
後援:全国高校生マイプロジェクト実行委員会
マイプロジェクトが大切にしているのは、小さくても実際に起こす「アクション」と、 プロジェクトに対する「主体性」です。 不確かな時代だからこそ、高校時代に正解のない問題に向き合い探究することで、 未来への創造力が引き出されます。 そう信じて、マイプロジェクトを日本全国の高校生に広げる取り組みを行っています。
後援:ディスカバ!
ディスカバは、高校生のためのキャリア支援プロジェクトです。 学校では学ぶことができない、これから社会へ羽ばたいていくために必要な体験や出会い、新しい自分を見つける学びの場を提供します。
- 2021.7.19
- 【高校教員・学校関係者向け】新たな探究のカタチを考える会-生徒が熱中する探究学習を創ろう!-